人の死なない話をしよう1周年に際して

弊歌集こと「人の死なない話をしよう」ですが、12月23日をもって刊行から1年となります。
ありがたいことに150冊以上をお買い上げいただいた状態で1周年という日を迎えられることを本当に嬉しく思います。いつもTwitter等で応援してくださっている皆様、誠にありがとうございます。

1冊2000円する・私家版の歌集が・一年間で・150冊売れた、という事実がどの程度すごいことなのか私にはわかりません。
でも一歌人の端くれとして、この前例が何かにつながることを心から願っています。

私個人としては、1年も経つと自分の作品である感覚が薄れていくというか、熱量はどうしても落ちていくことを自覚しています。1年間、買ってくださいと言い続けることは非常に難しい。でも言わなきゃ売れない。そんなことを思いながらこの記事を書いている次第です。

酷評をいただいたり、大物歌人さんに買っていただいたり、バズツイで紹介してもらえたり、色んなことのあった1年間でした。
現在、第2歌集へのアイデアはなんにも浮かんでいません。したがって、人の死なない話をしようを限界まで届けてから売るのをやめようと思います。まだまだ届いていないだけの層があるはずなので。歌人さんじゃないところでウケる気がするんですよね。

春の文フリには出店しようと考えています。
これからもどうか引き続き応援いただけますと幸いです。

2021.12.23 笠原楓奏(ふーか)

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